カーゴニュース 2026年10月15日 第5475号
8月7日付で国土交通省大臣官房審議官(物流・自動車局担当)に就任した。物流・自動車局の担当分野について、重要事項の企画・立案に参画し、関係業務を総括整理する。1996年に運輸省(現・国土交通省)に入省。これまで都市整備、鉄道、自動車交通、観光、港湾などに関わる役職を歴任し、その範囲での物流関連業務に関わった経験がある。そうした経験を活かし、今後は大臣官房審議官として広く物流全般を担当する。
「物流分野の仕事に関われることに心躍る思いだ。また、物流は様々な重要課題が控えていることから、緊張感を持って仕事をしていきたい」と話す。
当面のミッションは、2030年度に向けた物流革新を図る「総合物流施策大綱(2026年度~30年度)」に基づく政策の推進と認識。他省庁と連携しながら改正物流法の着実な執行や、トラック物流の持続可能性の確保に全力で取り組んでいく。「物流は荷主、事業者、消費者など幅広い関係者が存在しているが、多くの課題が現場で発生していることを踏まえて、しっかりと現場の声を聞くことが重要だと考えている」。そのうえで「基本方針を尊重しながら変化する環境に合わせて適時適切に対応していくことが重要だ」と述べる。近年は、最初から完璧な計画やシステムを構築するのではなく、小さく始めてすばやく試し、現場のフィードバックを受けながら継続的に改善していくアジャイル型行政の重要性が高まっていることに触れ「物流の変化に対して軸足をぶらさず、スピード感を持って課題解決に取り組んでいく」と意気込みを語る。
奈良和美(なら・かずみ)1996年早稲田大学商学部卒。同年運輸省入省。鉄道局総務課長補佐、関東運輸局自動車交通部長、総合政策局安心生活政策課公共交通事故被害者支援企画官、観光庁参事官(旅行振興)、港湾局港湾経済課長、大臣官房参事官(交通産業)、港湾局総務課長、鉄道局総務課長などを歴任。趣味はスーパー銭湯を含めての温泉巡り。1972年9月生まれ。京都府出身の54歳
購読残数: / 本
恐れ入りますが、ログインをした後に再度印刷をしてください。