各空港・港湾のリスクを3段階で表示

カーゴニュース 2024年6月13日 第5250号

阪急阪神エクス
世界の物流リスク可視化サービス公開

計189ヵ所の主要空港・港湾が対象

2024/06/13 19:27
グローバル物流 安全・BCP

 阪急阪神エクスプレス(本社・大阪市北区、谷村和宏社長)は10日、世界の主要な空港や港湾189ヵ所の物流リスク状況を把握できるコンテンツ「Global Airport/Port Operation Status(G‐APOS)」(ジーアポス)をホームページで公開した。利用者は世界各地の物流リスクが発生しているエリアをひと目で確認できる。今後は掲載する空港・港湾数の拡大や精度の向上を目指す。


 「G‐APOS」は、世界地図上のインフォメーションマークで物流リスクを抱える地域を表示し、ひと目で把握できる英文のサポートコンテンツ。ページ下部では、各国の空港・港湾ごとに3段階のシグナルでリスクの度合いを色分け表示する。「Normal」(通常操業)を緑、「Mild/Moderate Risk」(一定レベルの影響が発生、または発生が予想される上京を示唆)を黄色、「Severe Risk」(重大な影響が発生した、または発生が予想される状況を示唆)を赤で表示。また、各シグナルをクリックすると、現地の詳細情報も表示する。世界各国の阪急阪神エクスプレスの現地法人および代理店の情報網を活用して、情報をタイムリーに集約し、毎日更新する。


 同社は、コロナ禍や世界情勢の変化により、空港・港湾オペレーションに混乱が生じたことで、現地の状況をいち早く把握することへのニーズが高まっていることから、「G‐APOS」の開発を決定。完成には1年を要し、今年1月からトライアル公開を開始した。今後は掲載する空港・港湾数の拡大や精度の向上、ユーザビリティの改善を進めていく。

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