「東北IDC」外観

カーゴニュース 2026年10月20日 第5476号

コクヨ
次世代自動化設備導入した「東北IDC」開所

庫内生産性を1・4倍に向上

2026/10/19 16:00
全文公開記事 荷主・物流子会社 倉庫・物流施設 マテハン

地域に貢献する「ライブロジスティクスセンター」に

 

 開所式では、コクヨの黒田社長、宮澤典友執行役員ビジネスサプライ事業本部長(カウネット社長兼CLO)、黒田章裕会長、黒田康裕特別顧問、来賓として仙台市の藤本章副市長、日立製作所の熊切宜孝執行役員関西支社支社長によるテープカットが行われたほか、導入設備のデモンストレーションでは、AGVが開所を記念した特別なフォーメーションで「KOKUYO」の文字を描いた。

関係者によるテープカット

 コクヨの黒田社長は関係者に謝辞を述べるとともに、「今回、既存のIDCで取り組んだことのない、新しい物流の取り組みにチャレンジした。単に設備や仕組みに投資したということでではなく、チャレンジしたいという思いを持った社員への投資だと考えている。『東北IDC』でのチャレンジや工夫を国内拠点やグローバルにも展開していきたい。グループのみならず、業界や地域の社会にも貢献できるように努力していく」と挨拶。

黒田社長

 日立製作所の熊切執行役員関西支社支社長は、「『東北IDC』は安定供給と生産性向上を実現する先進的な物流拠点というだけでなく、働く方々が安全に健やかに、『ここで働きたい』と感じられる環境づくりに工夫が活かされている。『東北IDC』で蓄積された知見、改善を他の拠点にも広げ、コクヨ様全体の物流の進化にしっかりつなげ、先進的なモデルになることを期待している」と述べた。

 

 仙台市の藤本副市長が郡和子市長の祝辞を代読し、「コクヨサプライロジスティクス様からは地域への貴重なご提案もいただいている。市の教育局と連携し、この施設を職場体験や探求学習の場として活用するための検討が進められている。子どもたちが物流や企業活動の現場に直接触れ、社会を支える仕事への理解を深める貴重な学びの機会となることを大いに期待したい」と語った。

 

 コクヨの宮澤執行役員は、「コクヨのビジネスサプライ事業にとって、物流は心臓部」と強調。地域の人に開かれた物流センターとしての構想や見学動線の設置について説明し、「従来から取り組んでいる『ライブオフィス』のように、『ライブロジスティクスセンター』としてたくさんの方々に見ていただくことによって、ここで働く人が誇りや期待を感じられるようにしていきたい」と抱負を語った。

宮澤執行役員

 内覧会終了後、コクヨビジネスサプライ事業本部ロジスティクス戦略室企画ユニットの西迫約ユニット長、コクヨサプライロジスティクス物流本部の五十嵐誠東北IDC統括所長が囲み取材に応じ、「東北IDC」について、立地のBCP対策としての優位性や、ひとつのロボットが停止しても他のロボットが代替し、流通を継続できる点を説明。同拠点をロールモデルとしていく考えを示した。

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