カーゴニュース 2024年9月3日 第5271号
プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(平田麻莉代表理事)はこのほど、「第2回フードデリバリー配達員実態調査結果(速報版)」を公開した。それによると、調査回答者の約9割は個⼈事業主としてフードデリバリー配達業務を行っており、週40時間未満の時短・副業・すきまワーカーが73 ・9%、週40時間以上のフルタイムワーカーが26・1%だった。
1週間の平均報酬は「1~3万円未満」(30・3 %) 最多となり、次いで「5 ~10万円未満」(22・5 %)。前回調査に比べて1万円未満の回答者が減少し、「1~10万円未満」の回答者が増加している。特に「3~5万円未満」「5~10万円未満」の回答者が増加した。
配送に利用している手段では、原付バイクが53・1 % と半数を超えた。⾃転車(23・4%)、軽貨物(21・2%)はともに約2割だった。約半数が直近6ヵ月でひとつのプラットフォームしか使っておらず、残りの半数は複数のプラットフォームを使い分けていた。
1割の配達員がアカウントが停止された経験があった。配達員を始めた理由は「時間の制約がなく働ける」(56・7%)、「⾃分の裁量で働ける」(52・0%)、「収入を上げる」(50・6%)だった。フードデリバリー配達員という働き方に満足している⼈が約7割、不満な⼈が約1割。フードデリバリー配達員の仕事の継続を希望する⼈は約8割にのぼった。
ギグワーク(単発の業務委託契約)のみの⼈が約7割である⼀方、ギグワークとスポットワーク(単発の雇⽤契約)を両方行っている⼈が約1割いた。ギグワークとスポットワークの違いを踏まえたうえで、仕事を選ぶ時に重視する項目を聞いたところ、上位3つは、「シフトの有無」(61・3 %)、「お金のもらい方( 歩合制/ 時間給)」(40・3%)、「上司・管理者(指揮命令)の有無」(39・6%)だった。
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