カーゴニュース 2025年3月18日 第5324号
住友ゴム工業(本社・神戸市中央区、山本悟社長)は、長期経営戦略「R.I.S.E.2035」を策定し、7日発表した。2035年を見据え、目指す姿を「ゴムから生み出す〝新たな体験価値〟をすべてに人に提供し続ける」と掲げる。
同社は23年をスタートとする中期計画に基づき、構造改革、成長事業の基盤づくりを進めている。1月には米グッドイヤー社より欧州・北米・オセアニアでのダンロップ商標権等の取得を発表。また、中期計画の経営目標の前倒し達成もみえてきたことから、25年を分岐点として向かうべき長期的な道筋を明確にする戦略を策定した。
「ゴム起点のイノベーション創出」「ブランド経営強化」「変化に強い経営基盤構築」の3つを成長促進ドライバーとして、これらをベースとした戦略を実行していく。27年までにタイヤプレミアム化による収益体質の改革と成長事業の仕込みを実行し、30年までに創出キャッシュ最大化と既存事業での確固たるポジションを確立、そして35年までにイノベーティブな商品やサービスを継続的に創出し、成長事業の拡大を通じたポートフォリオ変革による持続可能な事業体質を実現させるとしている。
また、中期計画の財務目標を前倒し達成する見通しを踏まえ、27年度の目標値について、事業利益率を当初の7%から10%に、ROICを当初の6%から8%に引き上げる。さらに、30~35年にかけては、事業利益率15%、ROE12%、ROIC10%に目線を定め、取り組んでいく。
7日の発表会で長期戦略を説明した山本社長は「『R.I.S.E.2035』の名称には『今後さらに成長していく』という意思を込めた」とし、「すべての起点となる『ゴム・解析技術力』。さらに、グローバルに統一されたダンロップブランドをはじめ、これまでいくつものブランドを作り育ててきた『ブランド創造力』。この2つの強みを武器に、モビリティ、スポーツ、医療、暮らしのさまざまな領域において、お客様に喜ばれる価値を提供していく」と語った。
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