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　日本郵政グループは３月28日、日本郵政社長の増田寬也氏が退任し、後任に日本郵便の常務執行役員である根岸一行氏が昇格する人事を発表した。また、日本郵便も千田哲也社長が退任し、常務執行役員の小池信也氏が昇格する。それぞれ６月に開催予定の定時株主総会後の取締役会を経て正式に就任する。

　増田氏は２０２０年１月に日本郵政の社長に就任し、５年にわたり社長を務めた。後任の根岸氏は旧郵政省（現総務省）出身で、07年の郵政民営化後、郵政官僚出身者が持ち株会社のトップに就くのは初となる。また、千田氏は23年６月から日本郵便社長に就任。後任の小池氏も旧郵政省出身。根岸氏、小池氏の略歴は次の通り。

　根岸一行（ねぎし・かずゆき）

　１９９４年旧郵政省（現総務省）入省。かんぽ生命保険営業推進部担当部長などを経て、２０１２年日本郵便経営企画部担当部長、17年執行役員、19年常務執行役員、23年東海支社長。東大経卒

　小池信也（こいけ・しんや）

　１９９２年旧郵政省（現総務省）入省。日本郵政秘書室長などを経て、24年６月日本郵便常務執行役員近畿支社長。一橋大経卒