日本電信電話（ＮＴＴ、本社・東京都千代田区、島田明社長）、ＮＴＴコミュニケーションズ、ＮＴＴアーバンソリューションズのＮＴＴグループ３社は、２月５日～３月15日に、品川シーズンテラスでビル内ロボット配送実験（写真）を実施した。ＮＴＴグループが保有するロボット最適制御技術やマルチ無線プロアクティブ制御技術の適用により、到着時間の正確性向上、配送時間の短縮、早期異常検知など、より効率的かつ安全なマルチロボット運用を実現した。

　実証では、ロボット最適制御技術を用いて異種・複数のロボットが競合を回避しつつビル内の最短経路を選ぶことで、固定的にルート設定する従来手法に比べて配送時間を約30％削減。また走行時間に加え店舗での作業時間も予測し、注文者に事前提示する到着時間の誤差を、過去実績平均値を用いる場合よりも約15％削減できた。