カーゴニュース 2024年5月14日 第5241号
全国貨物自動車運送適正化事業実施機関である全日本トラック協会(坂本克己会長)は7月1~14日(土・日曜日は除く)まで、「2024年度貨物自動車運送事業安全性評価事業」の申請を受け付ける。
5月7日から全ト協ホームページで申請案内等を掲載するとともに、6月上旬からWeb申請システムを利用した申請書データの入力・保存が可能となる。保存したデータの送信(申請)は7月1~14日まで、安全性に対する取り組みの積極性の実績を挙証する書類は、7月1~12日(郵送の場合は12日必着)まで、地方貨物自動車運送適正化事業実施機関(地方実施機関)で受け付ける。
より一層の認定事業所の拡大により業界の安全性レベルのさらなる向上を図るため、事業所の申請意欲の向上や申請負担の軽減を目的に、23年度から一部制度を変更。評価項目Ⅰでは、法令の遵守状況の配点を、巡回指導の重点項目が反映されるよう一部変更。評価項目Ⅲでは、安全性に対する取り組みの積極性の「取組項目」の多様化、「選択制」を導入した。
また、更新申請の回数が連続して6回以上となる事業所の「評価項目Ⅲに関する提出書類」を簡素化。更新申請を連続して6回以上行い、認定を受けた事業所用に、ゴールドGマークステッカーおよび認定証を新設した。このほか、Web申請の一部導入を図った。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、「Ⅲ.安全性に対する取組の積極性」について、実施が難しい場合の特例措置を引き続き設けている。
Gマーク制度は、利用者がより安全性の高い事業者を選びやすくするとともに、事業者全体の安全性向上に対する意識を高めるため、事業者の安全性を正当に評価・認定し、公表する制度であり、03年7月から開始。24年3月現在、全国で2万8895事業所が認定されている。
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