カーゴニュース 2024年10月10日 第5282号

日本鉄鋼連盟  
「鉄鋼トラック物流目安箱」、具体的な情報求む

可能な範囲で製鉄所名・施設名・貨物名を

2024/10/09 16:00
荷主・物流子会社 2024年問題

 日本鉄鋼連盟(今井正会長)はホームページに設置した「鉄鋼トラック物流目安箱」(写真)で、物流に関する問題点や課題などのより具体的な情報の提供を呼び掛けている。寄せられた意見の詳細が分からないことも多く、可能な範囲で製鉄所名・施設名・貨物名等の具体的な情報を提供してもらうことで、「鉄鋼会社側として改善に向けての具体的な取り組みを検討しやすい」としている。

 

 「2024年問題」をはじめとする鉄鋼トラック物流における諸課題の解決、改善に向けて、昨年12月に「鉄鋼業界における物流の適正化・生産性向上に向けた自主行動計画」を公表しており、「鋼材ユーザー」「原料・資材等サプライヤー」「輸送事業者等」における三方との連携に関する取り組みを進めることとしている。

 

 「輸送事業者」との連携の取り組みの一環として、全日本トラック協会鉄鋼部会、東京都トラック協会鉄鋼専門部会と連携し、「鉄鋼トラック物流目安箱」を日本鉄鋼連盟HPに設置。出荷、納入等における運送を担う「輸送事業者」から鉄鋼業界の物流における悩みや問題点、課題(長時間の荷待ち発生等)を挙げてもらい、輸送事業者と鉄鋼業界の双方の協力のもと具体的な対策を図っていくことを目指している。

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