カーゴニュース 2025年7月15日 第5355号
ひとまいるグループのカクヤス(本社・東京都北区、佐藤順一社長)は10日、東京都大田区平和島の飲食店向け大型物流拠点「南東京センター」を、東京流通センターB棟から隣接する同A棟(写真)に移転・拡大し、7日から配送業務を開始したと発表した。併せて、移転前に使用していたスペースを活用し、同グループのひとまいるロジスティクス(旧大和急送、本社・埼玉県和光市、森山雅司社長)が運営する他人物配送拠点「平和島センター」を増床した。
「南東京センター」はルート配達事業の出荷拠点として、主にチェーン飲食店やホテル、レストランなどへの配達を担っている。今回の移転により倉庫スペースを約1290㎡拡大し、拠点面積を約6870㎡まで引き上げた。これにより、商品の多様化や物量の増加に柔軟に対応できる体制を整え、倉庫管理のさらなる効率化を図る。
また、「南東京センター」が使用していた約6620㎡の拠点スペースは、ひとまいるロジスティクスが東京流通センターB棟で運営する「平和島センター」の増床に充て、同センターの面積を約2万2240㎡に拡大した。ひとまいるグループは中期経営計画で、「物流」を軸に受注や配達、請求決済までの一連のサービスを外部企業に提供し、社内商品だけでなく外部商品も提供する販売プラットフォームを形成し、事業を拡大していく計画としている。今回の増床はその計画の一環であり、今後、「平和島センター」を他人物配送拠点のベースに据え、外部アライアンス企業の販売先や荷主企業の指定先への配達を行う。
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