海外向け購入代行サービスなどを手がけるＺｅｎＧｒｏｕｐ（ゼングループ、本社・大阪市中央区、ナウモヴ・アンドリイ代表）は27日、自社物流拠点の「門真物流センター」（大阪府門真市）の物流機能を「楠根物流センター」（大阪府東大阪市、写真）に統合すると発表した。機能集約により拠点間の貨物移動をなくし、海外発送の効率化を図る。なお、統合に伴い「門真物流センター」は閉鎖する。

　ＺｅｎＧｒｏｕｐは海外向け購入代行サービス「ＺｅｎＭａｒｋｅｔ（ゼンマーケット）」をはじめとしたサービスを運営しており、これまで世界１７５ヵ国に向けて６００万点以上の商品を発送してきた。海外向け出荷は主に「門真物流センター」「楠根物流センター」「東大阪物流センター」（大阪府東大阪市）で行われている。

　今回、「門真物流センター」の物流機能を「楠根物流センター」に統合。これにより、両センター間の貨物移動を不要にすることで、海外配送のリードタイム短縮につなげるほか、「ＺｅｎＭａｒｋｅｔ」などのサービスを一元管理することで、荷量変動や繁忙期にも柔軟に対応できる体制を構築する。また、拠点集約により分散していた部門間のコミュニケーションを活性化し、業務効率化やナレッジシェアを図る狙い。

　「楠根物流センター」は延床面積約４３００㎡。越境ＥＣ事業における在庫保管や入出庫・検品作業を担っている。