ＮＴＴロジスコ（本社・東京都中央区、中江康二社長）は１月28日、医療機器物流の西日本エリアの中核拠点となる「メディカルディストリビューションセンター大阪Ⅱ（ＭＤＣ大阪Ⅱ）」を大阪市平野区に開設すると発表した。今年４月の稼働開始を予定している。

　「ＭＤＣ大阪Ⅱ」は、既設の「ＭＤＣ大阪」（大阪府八尾市）の近隣に開設することで医療機器物流プラットフォームを充実・強化する。整形工具の洗浄サービス、医療機器共同配送サービス「メディカルライナー」、24時間緊急配送サービスなどの機能を備え、東日本エリアにある既設の「ＭＤＣ東京」「ＭＤＣ横浜」を含めた４拠点体制を構築することで、サービスレベルの向上やＢＣＰ対応を強化する。

　延床面積は１万９７１４㎡で、床荷重は１・５ｔ／㎡。倉庫内空調設備や太陽光発電設備などを配備する。立地は近畿自動車道・八尾ＩＣから約５分と近畿エリアの広域配送にも適している。

　ＮＴＴロジスコでは、同拠点で薬機法およびＩＳＯ１３４８５に準拠した医療機器物流サービスを提供していく。医療機器物流に最適な倉庫管理システム（ＷＭＳ）に加え、自動洗浄機による整形工具のマルチクライアント型洗浄サービス、メディカルライナー、24時間緊急配送サービスなどの各種サービスを展開していく。