カーゴニュース 2025年2月13日 第5315号
アサヒロジスティクス(本社・さいたま市大宮区、横塚元樹社長)は3月1日から、2024年12月に国内初の「特定技能1号評価試験」に合格した中国籍の大学生、周鴻澤さん(福岡県在住)をトラックドライバーとして採用する。
これまで同社では安定的なドライバー確保に向け、トラックドライバーとなる新人のサポート体制を強化してきた。実技と座学でトラック運転を基礎から学べるドライバー専用研修施設「滑川福田センター」、トラック運転に必要な上位運転免許の取得支援制度、グループ会社である川越自動車学校での中型免許短期取得プランの導入、全車両のAT化(一部特殊車両を除く)など、年齢、性別、トラック運転経験の有無にかかわらず、安心して入社できる環境を整備している。
現在、日本人ドライバーの採用は比較的順調だが、今後、自動車運送業分野における特定技能外国人の受け入れ制度が国内に浸透し、積極的な外国人ドライバーの採用が進んでいくことを想定。ノウハウを蓄積し、同制度を有効に活用できる体制を整えておくことが必要と判断した。
こうした背景のもと、同社最初の「特定技能外国人ドライバー」候補として、外国人ドライバー支援機構(本社・福岡県大野城市、小林良介社長)を通じて、中国籍の大学生である周さんを受け入れることとした。今後は「特定技能1号外国人ドライバー」における国内第1号認定を目指し、在留資格の切り替えを進めると同時に、就労までに準中型免許取得を目指してもらう。
なお、周さんは日本語学校を卒業し、現在は日本国内の大学の学生であり今春卒業予定。日本語能力試験N2レベルを取得している。アサヒロジスティクスでは「当社のドライバー育成制度を活用いただき、ドライバーデビューをしっかりとサポートしていく」としている。
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