カーゴニュース 2025年2月27日 第5319号
帝国データバンクは、2025年度の賃金動向に関する企業の意識調査をまとめた。25年度は企業の61・9%が賃上げを見込み、初の6割台となった。そのうち、ベースアップを実施する企業は 56・1%にのぼり、過去最高を更新した。賃上げを行う理由は、「労働力の定着・確保」が 74・9%でトップだったほか、「同業他社の賃金動向」が初めて3割超へと上昇した。他方、賃上げしない理由では、「自社の業績低迷」が 58・2%で最も高かった。総人件費は平均4・50%増と見込まれる。従業員給与は総人件費の伸び率と同程度の平均4・50%増加と試算された。
賃金改善の状況について企業規模別にみると、「大企業」「中小企業」「小規模企業」の3規模すべてで前回調査の24年度見込みから賃金改善の割合が上昇した。また、従業員数別にみると、「6~20人」「21~50人」「51~100人」「101~300人」で6割を超えた。
業界別にみると、「製造」(67・3%)が最も高く、「建設」(66・0%)、「農・林・水産」(65・3%)、「運輸・倉庫」(65・0%)が続いた。最低賃金の引き上げに対応するほか、「2024年問題」に直面したトラック運送業界や建設業界などでは、賃金改善を実施する企業の割合が昨年より高まった。
賃金改善の具体的な内容についてみると、「ベースアップ」が56・1%(前年比2・5pt増)、「賞与(一時金)」が27・4%(0・3pt減)となった。「ベースアップ」は過去最高となった前年の53・6%を上回り、4年連続でこの質問を開始した07年以来最高を更新した。
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