カーゴニュース 2025年8月12日 第5363号
セイノーホールディングス傘下のセイノースタッフサービス(本社・岐阜県大垣市、岩村彰憲社長)とセイノーラストワンマイル(本社・東京都中央区、河合秀治社長)は5日、グローバルトラストネットワークス、パッションジャパン、明光キャリアパートナーズとともに、「グローバル物流人財活躍コンソーシアム」を発足したと発表した。深刻化する物流業界の人手不足という社会課題に対し、国籍や性別を問わず誰もが活躍できる物流人財基盤の構築を目指す。
同コンソーシアムは、「育てる・支える・つなぐ」をキーワードに、海外の教育・送り出し機関と連携し、育成から国内企業への定着支援までを一気通貫で支援するスキームを構築。性別や職種、配送業務(BtoB、BtoC)を問わず、物流業界における「誰もが参加しやすい人財プラットフォーム」の実現に向け、現場起点の取り組みを推進していく。
具体的には、①海外の教育・送り出し機関と連携した外国人ドライバー育成②共通マニュアル・研修教材によるスキル・マインドセット形成③受け入れ企業への認定制度・面談支援④行政、学術機関との意見交換を通じた制度改善の後押し⑤生活支援、文化支援を含むトータル定着支援モデルの提供――などを行う。また、今後は外国人ドライバー採用・活用セミナーや教育機関との合同フェア・マッチングイベントを定期開催していくほか、インドネシアやベトナムへの視察ツアーも実施する予定。
同コンソーシアムは5社で発足したが、今後は新たに参画する物流関連企業を広く募集していく。法人会員の年会費は10万円(税込み)。
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