カーゴニュースオンライン

　日本郵便（本社・東京都千代田区、千田哲也社長）は２月25日から、法人顧客向けの小型荷物の新サービス「ゆうパケットパフ」の提供を開始した。ゆうパックの60サイズに満たない小型荷物を低廉な全国一律運賃で配送するサービスで、年間１万個以上の小型荷物を差し出す法人向けに提供する。

　箱と袋の２タイプがあり、箱タイプは厚さが最大７㎝まで差し出しできる。袋タイプはＡ４相当サイズで厚さ制限はないが、両タイプとも重量は原則１㎏まで。置き配など非対面での配達が基本となる。おおむね差出日の翌日～翌々日の配達で、土日・祝日を含め毎日配達する。既存サービスの「ゆうパケット」は、厚さ３㎝まででポスト投函による非対面配達が基本であるため、それよりもやや大型の荷物でも利用することができる。

　日本郵便が保有する全国約８万台の郵便バイクの機動力を活かし、ゆうパックよりも低廉な全国一律運賃を実現するが、実際の運賃は荷物サイズや差出個数などに応じて顧客ごとに設定。日本郵便では、顧客ニーズに応じたきめ細かい商品を揃えることで、ＥＣ需要の取り込みを強化していく。