ＮＸ商事（本社・東京都港区、青木進社長）は３日、物流センター内の自動化機器の導入促進に効果的な倉庫運用管理システム（ＷＥＳ）として「NX―OCTO∞PASS（エヌエックス―オクトパス）」の提供を開始したと発表した。倉庫オペレーションの自動化・効率化を支援できる機能を備えたソリューション（写真）で、システム間の連携もスムーズに行えるため、円滑な導入が可能となる。

　物流センターに複数の自動化機器を導入する際、上位システムとなる倉庫管理システム（ＷＭＳ）や基幹業務システム（ＥＲＰ）の改修に時間とコストがかかり、現場では導入が進まないという課題が多い。それに対して「エヌエックス―オクトパス」はＷＭＳやＥＲＰと自動化機器とスムーズにつなぐ機能を備え、物流ＤＸ促進に貢献できる。

　導入時には複雑なインフラ設備や設定は不要。進捗管理画面は直観的なデザインを採用しており、全体・工程別の作業進捗を可視化できる。クラウドサーバを利用しているため、導入後に必要となった機能を追加・拡張しやすいメリットがある。