JR貨物が「貨物鉄道論文賞」の募集開始
2025/04/17
貨物鉄道・通運
その他
カーゴニュース 2025年4月10日 第5330号
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構、藤田耕三理事長)は1日、北海道新幹線の札幌延伸工事に敷設する、長さ150mのレールの貨物鉄道輸送を開始すると発表した。整備新幹線工事でレールを長さ150mのままで鉄道輸送することは初の試みとなる。
整備新幹線に敷設するレールはこれまで、長すぎて積み降ろしや輸送が困難なため、製鉄所で製造後に25mに切断して輸送し、敷設現場において溶接していた。今回、長さ150mのまま輸送する方法を確立することで、現地での溶接作業がなくなり、工程短縮に寄与するほか、レールの弱点となる溶接部分がなくなるため、レール自体の品質が向上するメリットがある。また、製鉄所から工事現場まで、積み替えなく一貫して鉄道輸送することで、モーダルシフトの拡大にも貢献する。
今回の輸送距離は黒崎駅(北九州市)~長万部駅(北海道長万部町)の約2100㎞で、今月18日に北九州市で出発セレモニー、21日に長万部町で到着セレモニーが行われる。
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