人事異動/鈴与
2025/10/28
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人事・機構改革
カーゴニュース 2025年7月24日 第5358号
コマツ(本社・東京都港区、今吉琢也社長CEO)、コマツ物流(本社・東京都港区、千田悟郎社長)、日本通運(本社・東京都千代田区、竹添進二郎社長)、JR貨物(本社・東京都港区、犬飼新社長)の4社は18日、コマツ粟津工場(石川県小松市)から茨城工場(茨城県ひたちなか市)への建設機械・鉱山機械用部品の輸送において、20ft私有コンテナを活用した輸送を今年3月から開始したと発表した。
コマツは、小山工場(栃木県小山市)と粟津工場、郡山工場(福島県郡山市)と大阪工場(大阪府枚方市)などの区間で鉄道コンテナ輸送を常時行っているが、粟津工場で生産しているトランスミッションなどの一部については、12ftコンテナの重量制限(5t)を超えるほか、サイズ面での制約から鉄道と長距離トラックを併用していた。
そこで今回、4社連携による「小松製作所粟津・関東工場間モーダルシフト協議会」を立ち上げ、大型コンテナ導入に関する国の補助を受ける形で20ft私有コンテナを6基新造し、鉄道輸送を拡大したもの。
具体的には粟津工場から茨城工場までの約600㎞のうち、金沢貨物ターミナル駅~水戸ORS(オフレールステーション)間で鉄道輸送を実施。コマツが保有する私有コンテナは最大10tまで積載可能で、建機・鉱山機械用部品の特性に合わせて設計されており、積載効率向上と輸送の安定化に寄与する。
なお、今回の鉄道モーダルシフトにより、年間約160tのCO2排出量の削減を見込んでいる。
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