カーゴニュースオンライン

　国土交通省海事局は17日、２０２４年度のエコシップ・モーダルシフト事業「海運モーダルシフト大賞」と優良事業者表彰を発表した〈表〉。大賞は、宮崎県農業協同組合（ＪＡみやざき）と中央運送による活牛（肉用牛）の輸送と、ＴＯＹＯ ＴＩＲＥ ＳＣＭ本部物流部のタイヤ輸送の２件・３社が受賞した。

　ＪＡみやざきと中央輸送の取り組みは、宮崎県都城市から東京都港区までの活牛の輸送について、大分港～神戸港までをフェリーによる海上輸送に切り替えたもの。これによりＣＯ２排出量を18％削減し、ドライバーの労働時間を年間約１２００時間削減する。フェリーは商船三井さんふらわあが運航する。

　ＴＯＹＯ ＴＩＲＥの取り組みは三重県東員町から広島市までのタイヤ輸送について、四日市港～広島港間をコンテナ船で輸送するモーダルシフト。これによりＣＯ２排出量を40％削減し、ドライバーの労働時間を年間約１万５６００時間削減する。コンテナ船は井本商運が運航する。

　大賞を除いた優良事業者表彰は20件・39社が受賞した。

　受賞企業は、住商アグリビジネス北海道事業本部、道東運輸、サイゼリヤ、日幸産業運輸、十勝勝浦森永乳業、米澤通商、宮崎運輸、ロジテック、クマガヤ九州営業所、熊本通運天草営業所、モリタ宮田工業、日本通運横浜国際輸送支店、日本デキシー、マリネックス、ブルボン、Ｆ―ＬＩＮＥ、住友ゴム工業物流部、昇栄輸送部宮崎営業所、豊島、関光汽船、ＬＩＸＩＬ、ＬＩＸＩＬ物流、鈴与運輸事業営業部、タカラ化工、鈴与カーゴネット営業本部西日本営業部、住友電気工業伊丹製作所、鈴与カーゴネット、アヅマロジテック、富士フイルムロジスティックス、鈴与運輸事業推進室運輸事業推進チーム、アイシン九州、碧南運送、赤ちゃん本舗、啓和運輸、大豊工業九州工場、マルイ運輸本社本店営業所、中越パルプ工業川内工場、中越物産、越井木材工業。

　なお、受賞企業の表彰式は今月26日、東京都千代田区の海運クラブホールで11時から開催される。