カーゴニュース 2025年11月20日 第5389号
一定規模以上の荷主・連鎖化事業者に選任が義務づけられる「物流統括管理者(CLO)」について、その役割や業務全般に関する事柄、企業として準備しておくことなど、さまざまな情報の収集・共有を目的とした「CLOサロン」(主催・CLOサロン事務局)の第2回会合が13日に行われ、荷主企業や物流事業者などが会場聴講およびオンライン視聴で参加した。
今回はシグマクシス(本社・東京都港区、太田寛社長)が展開する「エコシステムのオーケストレーターになりたい人の会(エコオケの会)」の特別プログラムが行われた。「エコオケの会」は、「フィジカルインターネット実現に向けて」をテーマに、物流業界の変革を見据えた対話と学びを得ることを目的に行われている。参加者には物流事業者のほか、荷主企業、IT関連企業、業界団体、大学なども加わり、経営者から学生まで幅広い層が参加して物流課題を議論する場となっている。
今回のプログラムでは、会場参加者を小グループに分け、「サプライチェーンの垂直連携に向けた課題とその解決の方向性を導出する」を目的にグループディスカッションが実施された。①デジタル化や標準化、物流費の可視化、物流の共同化など数ある課題の中からどの課題に向き合う必要があるか②これらの課題は具体的にどのような実体験に基づいているか③課題解決のためにどのような方策が考えられるか――を論点のイメージに掲げ、参加者同士の議論を促した。設定時間をオーバーするグループもあるなど白熱した議論が展開され、ディスカッション終了後は、各グループが導き出した「サプライチェーンの垂直連携に向けた課題」と「課題の深堀」が発表された。
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