カーゴニュース 2026年1月6日 第5400号

グリーン物流P会議
「連携と協働に期待」金子国交大臣

荷主・物流事業者の表彰式開催

2026/01/06 06:00
全文公開記事 荷主・物流子会社 効率化・改善 環境・CSR

 国土交通省、経済産業省、日本物流団体連合会(物流連)、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は12月23日、2025年度「グリーン物流パートナーシップ会議」を開催し、環境負荷低減に貢献する優れた取り組みを行った荷主・物流事業者を表彰する物流パートナーシップ優良事業者表彰を砂防会館別館(東京都千代田区)で行った。表彰事例の概略は〈冒頭の表〉の通り。国交省が窓口になった受賞案件の企業のうち国交大臣賞に金子恭之国交大臣、部門賞には岡野まさ子大臣官房総括審議官が表彰状を手渡した。経産省が窓口になった受賞案件の企業には経産大臣賞に井野俊郎経産副大臣、部門賞には浅井俊隆大臣官房審議官商務・サービス担当が表彰状を手渡した。

金子国交大臣と国交大臣表彰の各社
井野経産副大臣と経産大臣表彰の各社

 開会にあたって金子国交大臣は「現在、30年度に向けて物流の持続可能性と安定性確保を図るため次期『総合物流施策大綱』の検討作業を行っており、その策定を見据えながら、国交省は物流分野でのGXの推進や物流の効率化に向けた取り組みを進めている」と述べ、「グリーン物流パートナーシップ会議の表彰案件は、次期物流大綱の主要なテーマを体現した先進的かつ模範的な取り組みだ。表彰を通じて好事例が全国に広がり、連携と協働が促進されることを期待する」と語った。

 

 続いて挨拶に立った井野経産副大臣は「輸送力不足を解決することが喫緊の課題である。そのためには荷主の積極的な取り組みが必要との観点から物流効率化法の施行や、荷主間の連携による物流効率化を支援してきた。物流を我が国の産業競争力の源泉とするために、今後とも関係省庁が一丸となって取り組んでいく」と表明した。

 

 国土交通大臣表彰は、佐川急便、サッポロドラッグストアー、PALTACの3社による「北海道における宅配拠点と物流DXを活用したドラッグストア店舗納品の効率化」が受賞した。この取り組みは、従来はPALTACの物流センターから行っていたサッポロドラッグストアーの各店舗への配送を、佐川急便の営業所などをデポ拠点として活用して配送効率を改善。積載率の向上とともに、走行距離とドライバーの拘束時間を短縮した。店舗側でも荷受け時間の緩和や納品車両の車格の調整が可能となった。車両走行距離を年間64万3400㎞(25・7%)、走行時間を年間1万2200時間(22・5%)それぞれ短縮。CO2排出量を年間404・5t(19・9%)削減した。

 

 経産大臣表彰は、江崎グリコ、サンライズジャパンホールディングス、サンライズグランドフーズ、エージーエス、鴻池運輸、岐阜プラスチック工業の6社による「メーカーと卸のコラボレーションと段積みマテハンを活用したチルド配送効率化」だった。江崎グリコは静岡県内で、卸のサンライズグランドフーズ向けと他の30件の納品先の商品を混載する共配を実施。配送時は、岐阜プラスチック工業製の段積みを可能とするマテハン機器(段積みカーゴ)2種類を活用してトラックの積載率を向上。CO2排出量を年間284t(32%)削減し、車両を年間1460台(66%)、労働時間を年間1万3140時間(60%)削減した。積載率をみると江崎グリコの手配した車両は44%から54%へ向上し、サンライズの車両は53%から70%へ向上し大きな成果が得られた。また、商品は得意先単位でピッキングして段積みカーゴごとに仕分けされているため、共同配送拠点でのピッキング作業を不要とするなど省力化を図った。

 

 表彰式終了後、休憩をはさんで受賞した各社の担当者が登壇し、取り組みの内容を説明した。

佐川急便の担当者が国交大臣表彰案件を説明
江崎グリコの担当者が経産大臣表彰案件を説明
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