カーゴニュース 2026年9月3日 第5464号
メイキコウ(本社・愛知県豊明市、保賀誠一郎社長)は、新型の移動式段差解消リフト「移動式段差らく~だⅡ」の発売を開始した。
同社の移動式段差解消用シザーリフト「段差らく~だ」は2021年に3機種を発売開始。かご台車の積み降ろし作業時のスロープでの転倒やテールゲートからの転落などの労働災害のリスクや、フォークリフト作業での商品破損や接触のリスクなどの課題を解決できるため、倉庫や配送センター、食品スーパー、通販会社での導入が進んでいる。
今回、500㎏を超える重量物を積載したかご台車の昇降ニーズの高まりを受け、最大1tの積載に対応した「移動式段差らく~だⅡ」を開発した。
ローラチェーン式で自然降下を防止
「移動式段差らく~だⅡ」の最大の特徴は、従来機種とは異なる新しい昇降方式を採用した点だ。ローラチェーンによる4点吊り機構で昇降テーブルを上下させる構造になっており、油圧機構を使用していないため、上昇位置で長時間停止した場合でも自然降下が発生しない。また、台車の乗り入れ性を高めるため、本体高さを極限まで低くした超低床設計を採用。収縮時の高さは33㎜で、許容積載質量は最大1000㎏。上昇距離は1500㎜で、上昇・下降にかかる時間は50㎐で14秒、60㎐で12秒。電源は三相200Vだ。
さらに、あらかじめ上昇位置に渡り板を設置し、リミットスイッチによって停止位置を固定することで、昇降のたびに渡り板を設置する必要がない。また、上昇位置で自動停止するため、連続した荷物の積み降ろし作業を効率よく行うことができる。これにより、荷役作業時間の短縮に加え、トラックの待機時間削減につながる。
スムーズな移動で柔軟な運用が可能
本体質量は約750㎏だが、キャスターにより軽くスムーズに移動でき、複数の作業場所で共有したい場合や、使用しないときに別の場所へ保管したい場合にも柔軟に対応できる。また、昇降時にはボタン操作により下部フレームを床面に接地させ、本体およびキャスターを固定することで安定した昇降を実現。安全対策として、インターロック付き遮断棒を標準装備しており、安全な作業環境づくりに配慮している。
加えて、従来の「段差らく~だ」同様に移動式の荷役用昇降装置であるため、エレベータには該当せず、導入・運用面での管理負担を抑えられる。
小売・食品業界などで幅広く展開へ
今後は、倉庫や配送センターに加え、小売業や食品業界など、かご台車の利用がある幅広い業界での導入を見込んでいる。
「移動式段差らく~だⅡ」は、9月8日から11日まで東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2026」で初披露される予定。
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