東京都は、グループで一体的に脱炭素化に取り組む中小企業に対し、ＣＯ２排出量の見える化やＣＯ２排出量削減等の取り組みを支援する「中小企業のサプライチェーンにおける脱炭素化促進支援事業」を新たに開始する。12月27日まで事業者を募集している。

　「ハンズオン支援」では、①ＣＯ２排出量削減計画の策定②脱炭素推進人材育成③サプライチェーン発展のための実行支援④効果測定（地球温暖化対策報告書の作成を含む）⑤展示会出展等での取り組み発信⑥大企業とのマッチング支援（代表企業のみ対象）――を行う。また、ハンズオン支援で策定したＣＯ２排出量削減計画に基づいて実施するＣＯ２排出量の可視化および削減等に向けた取り組みに係る経費の一部を助成する。

　ハンズオン支援の対象事業者は、都内中小企業者で構成される中小企業グループで、特定の製品等で供給関係にある都内中小企業で構成され、代表企業１社およびグループ構成企業最大５社の計６社以内のグループで申請できる。ハンズオン支援を受け、ＣＯ２排出量削減計画の策定が完了した者が助成金の対象となる。

　なお、事業期間は支援決定日から２０２６年３月31日までを予定。費用は無料で専門家の派遣対応可能なエリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県、山梨県。