カーゴニュース 2024年11月7日 第5290号
アルコール検知器の製造、販売などを手がけるサンコーテクノ(本社・千葉県流山市、洞下英人社長)は、「遠隔点呼システムALC Face Air(アルコフェイスエアー)」を8日より販売する。
「ALC Face Air」は、遠隔点呼を実施する拠点間をクラウド経由で接続し、測定結果や点呼内容などの閲覧・集計・管理をサポートするシステム。
従来のIT点呼システムはGマーク取得事業所のみが導入できる商品のため、利用時間や運用が同一企業間のみに限られるなどさまざまな制約があったが、「ALC Face Air」は遠隔点呼の要件に基づいたシステムとなっており、事業所間、事業所と車庫間などどこからでも点呼が可能なほか、グループ企業間での利用も可能となる。
「ALC Face Air」の主な特長は、顔認証機能では測定者・被点呼者双方のなりすましや不正を防止する。また、アルコールと検温の同時測定、クラウドによる測定結果・点呼記録簿・ユーザーの管理などが可能だ。さらに、アルコール検知器には高性能の機器を採用し、高画質の動画通信、質の高い音声通話などを提供する。
「ALC Face Air」セット価格は、新規購入の場合は50万円で、同社の「ST-3000ガーディアン」をすでに導入している場合はバージョンアップセットとして18万円。そのほか、初期費用として初回環境構築費10万円(1社あたり)、月額費用としてアカウント利用料1万3000円(1事業所あたり)が発生する(金額はいずれも税別)。同社では初年度の販売目標として1億円を見込んでいる。
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