参加者は間近で鉄道コンテナを見学

カーゴニュース 2024年11月21日 第5294号

神奈川臨海鉄道
横浜本牧駅で見学会開催

鉄道貨物輸送の利点をPR

2024/11/21 07:00
貨物鉄道・通運 セミナー・イベント

 神奈川臨海鉄道(本社・川崎市川崎区、飯田聡社長)は14日、鉄道貨物輸送に対する理解の深化と利用の拡大を目的とした「2024かなりん横浜本牧駅鉄道コンテナ施設見学会」を開催し、午前と午後の2回をあわせて16社・38人が参加した。

 

 会場の横浜本牧駅には、JR貨物の3種類の12‌ftコンテナや、31‌ftウイングコンテナが展示され、説明員がコンテナごとに、諸元や仕様、特長、利用方法などを詳しく説明し、参加者は直接コンテナ内に入って見学した。

 

 40‌ft海上コンテナの荷役作業のデモンストレーションが行われた後は、プレゼンテーションが行われた。はじめに神奈川臨海鉄道の鈴木健一常務取締役が挨拶し「鉄道貨物輸送は、一度に大量輸送が可能な上に定時性に優れている。さらにCO2排出量が少なく環境に優しい」とメリットを解説。「12‌ftコンテナであれば、全国各地に輸送可能だ」と鉄道輸送の利用を呼びかけた。

 

 続いて、神奈川臨海通運の木林徳彦社長は、「鉄道貨物輸送は経済性、生産性、確実性、安全性、環境性に優れており、『2024年問題』対策だけでなく、脱炭素化に貢献できる輸送モードだと確信している」と話した。

 

 プレゼンテーションでは、神奈川臨海鉄道・営業推進部の山田修平氏が、横浜本牧駅を利用する鉄道コンテナ輸送について説明したほか、日本貨物鉄道・国際営業室の上沼達雄氏が、横浜港から宇都宮貨物ターミナル駅間の海上コンテナ輸送を紹介した。また、横浜川崎国際港湾(YKIP)の角田智央氏が横浜港やYKIPの集貨支援策について案内した。

プレゼンテーションの様子
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