カーゴニュース 2025年3月25日 第5325号
霞ヶ関キャピタル(本社・東京都千代田区、河本幸士郎代表取締役)は13日、大阪府茨木市で竣工した冷凍冷蔵倉庫「LOGI FLAG COLD大阪茨木Ⅰ」の内部をメディアに公開した。同社として関西初の冷凍冷蔵倉庫の開発となり、今後も関西に加え、関東や中部を含む複数エリアで冷凍倉庫の開発を予定しており、旺盛な低温物流需要の獲得に向けて事業拡大を目指す。
同施設は、延床面積約2万8357㎡の5階建て(倉庫部分は4階建て)。名神高速道路「茨木IC」から約1㎞(進入時は迂回路で約3・7㎞)に立地しており、大阪・京都・兵庫の3県への配送はもとより、全国への配送にも利便性が高い。また、周辺に大手運送会社の拠点が集積した物流の要所となっている。さらに、同施設が位置する北摂エリアは大阪府中央卸売市場があることから、食品流通および低温物流需要が活発な地域となっている。加えて、内陸に位置することから災害時の津波被害を抑制できるなどBCP面に適した立地となる。
施設近辺にヤマト運輸の「関西ゲートウェイベース」があり、開発地の選定では同拠点が近いことも考慮しており、テナント募集のセールスポイントとしている。一部区画ではすでに日本ロジテム(本社・東京都港区、中西弘毅社長)の入居が決定しており、同社は主に大手ECサイトの冷凍食品などを取り扱う。
施設面では、1階はトラックバースに接続した冷蔵区画(5℃)、2階は5℃~マイナス25℃で温度変更が可能なC&F区画、3~4階はマイナス25℃の冷凍区画を整備。2~4階の一部には荷捌き用の冷蔵区画を一部設けている。基本的な庫内作業は、冷凍区画で保管した荷物を冷蔵区画で荷捌き後、1階に降ろして出荷するという流れとなり、庫内には荷物用エレベータを4基、垂直搬送機を6基整備し、10tトラック用バースは33台分を確保した。
複数の冷凍倉庫と自社初の危険物倉庫の開発を計画
霞ヶ関キャピタルでは、同社の物流施設ブランドとして、冷凍冷蔵倉庫の「LOGI FLAG COLD」に加え、スポット需要に対応した冷凍保管サービス「COLD X NETWORK」の提供拠点「LOGI FLAG TECH」の開発も進めている。今後の開発プロジェクトとして、2026年初頭に千葉県習志野市で「LOGI FLAG COLD習志野」(延床面積約8850㎡)の竣工を予定。大阪南港エリアでは「(仮称)LOGI FLAG TECH大阪南港Ⅰ」(約3万6415㎡)の今春着工、27年秋の竣工を予定している。また、26年春から28年冬にかけて川崎市、埼玉県越谷市、神戸市、名古屋市、静岡県袋井市で冷凍倉庫の開発を計画している。
さらに、神奈川県内では同社初となるHAZMAT(危険物)自動倉庫(約5000㎡)を開発し、27年夏の竣工を予定している。霞ヶ関キャピタルロジスティクス営業本部リーシング事業部長の小野田年志氏は「社会課題へアプローチしていくという経営方針のもと、需要が旺盛な危険物倉庫の開発にトライする。第1号の開発なのでどういった形で貢献していけるか見えない部分もあり、課題を見つけながらより良い形で提案できるアセットを展開していく」と述べた。
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