国土交通省は16日、モーダルシフトと物流の効率化に取り組む荷主と物流事業者を支援するため、２０２４年度モーダルシフト等推進事業の募集を開始した。物流効率化の計画策定のための調査事業に対して最大５００万円を補助。モーダルシフトや幹線輸送の集約化、過疎地域でのラストワンマイル配送の効率化、中継輸送などを実施する事業に対し最大１０００万円を補助する。予算額は１億６４００万円を充てる。応募締め切りは６月７日17時まで。事業計画を主とする地域を管轄する運輸局に応募する。補助対象となる荷主・事業者は８月初旬頃に決定する。

　補助対象事業として優先的に採択する案件として、①荷主や輸送事業者等の連携・工夫による輸送の効率化②複数企業による混載または帰り荷を確保したモーダルシフトや過疎地域や館内物流における共同配送③旅客鉄道やバス等の空きスペースを活用した貨客混載④鮮度保持コンテナの活用等による農産品輸送の効率化⑤中継輸送や流通業務への省人化・自動化機器を用いた輸送の効率化⑥物流企業内や企業間の事業再編、企業間の協調的投資を伴う輸送の効率化――などを例示している。