カーゴニュース 2025年4月24日 第5334号
鉄道コンテナ輸送主要3社の全国通運、日本通運、日本フレートライナー(FL)の3月の輸送実績(12ft換算個数、前年同月比)は、全通が6ヵ月連続で増送、日通とFLが2ヵ月連続で減送となった。
リニア線の建設発生土が輸送量を押し上げ=全通
全通の3月輸送実績は18万2517個となり前年比14・5%増となった。3月は天候に恵まれたことや災害による影響もなく、前年同月と比べると運休本数が少なかったことがプラス要因となった。また、リニア中央新幹線の建設工事に伴う建設発生土の輸送が全体の輸送量を押し上げた。
支社別実績をみると、北海道は2万1516個(5・2%減)、東北は1万7780個(8・6%増)、新潟は1万4323個(7・2%増)、関東は6万4265個(45・1%増)、中部は1万6652個(6・5%増)、近畿は1万4587個(4・1%増)、中国は1万4127個(1・5%増)、四国は2507個(3・3%増)、九州は1万6760個(0・6%増)となった。
食料工業品やコメ、野菜が微減=日通
日通の3月発送実績は12万8990個となり、ほぼ前年並みの0・9%減となった。地区ごとにみると北海道で食料工業品や返回送私有コンテナが微減となり、東北でコメが微減となったほか、九州で野菜が微減となった。
地区別実績をみると、北海道は1万6813個(3・2%減)、東北は1万4204個(1・7%減)、首都圏は2万7454個(2・0%減)、中部は2万5312個(1・6%増)、関西は1万6708個(0・5%減)、中国・四国は1万4646個(0・7%増)、九州は1万3853個(2・0%減)となった。
国内は微減となるも国際は増送に=FL
FLの3月発送実績(速報)は4万5620個となり、0・2%減となった。全体のうち国内事業分は4万3273個で0・5%減となった。一方、国際事業分は2347個で4・4%増と順調に推移した。
支店別実績をみると、北海道は2506個(6・0%増)、東北は5837個(6・8%増)、関東は1万4642個(5・9%減)、中部は4484個(1・9%増)、関西は1万3729個(4・0%増)、九州は4422個(6・7%減)となった。
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