カーゴニュース 2025年4月24日 第5334号
全日本トラック協会(坂本克己会長)はこのほど、「2024年1~12月の交通事故統計分析結果(死亡・重傷事故)~発生地別~」を公表した。期間中の死亡・重傷事故件数は994件(死者・重傷者の合計人数は1052人)となった。営業用トラック1万台あたりの死者数と重傷者数の合計は「7・93人」となる。
全ト協では「25年までに死者数と重傷者数の合計を970人(営業用トラック1万台あたりの死者数と重傷者数の合計を「6・5人」)とする」という「トラック事業における総合安全プラン2025」の目標を達成するためにも、死亡・重傷事故を減少させる具体的な対策の構築が急務だとしている。
発生地別死亡・重傷事故件数の多い県をみると、「大阪府」が最も多く120件、次いで「埼玉県」104件、「東京都」84件、「千葉県」65件、「神奈川県」63件と続く。道路区別では「一般道路(高速道路等以外)」が最も多く9割近くを占める。車両区分別では、「大型」が5割近くだった。事故類型別では「車両相互」が7割以上にのぼる。
人対車両では「横断中横断歩道」(37・6%)、車両相互では「追突駐・停車中」(19・4%)、車両単独では「工作物防護柵等」(33・3%)が最多だった。行動類型別では「等速(直進)」が最も多く5割近く。時間帯別では「8~10時」が最も多く15・1%となっている。運転者の危険認知速度別にみると、「10㎞/h以下」が最多で2割程度。年齢層別では「55~59歳」が最も多く18・3%、免許取得年数別では、「10年以上」が9割近くだった。
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