カーゴニュース 2025年7月1日 第5351号

ニトリHD
デバンニングロボットの実証を開始

ホームロジの物流拠点で検証

2025/06/30 16:00
全文公開記事 荷主・物流子会社 マテハン

 ニトリホールディングス(本社・札幌市北区、白井俊之社長)は6月下旬から、XYZ Robotics(本社・東京都千代田区、蘇詠善代表取締役)が開発したデバンニングロボット「RockyOne(ロッキーワン)」(写真)の実証実験を開始した。ニトリホールディングスの物流子会社であるホームロジスティクス(本社・札幌市北区、丸橋雄一社長)が運営する幸手DC(埼玉県幸手市)で検証を行う。

 

 ニトリグループでは、年間15万5000TEU(2024年度実績)の輸入コンテナを取り扱い、その大半を自社倉庫で保管している。デバンニング作業は5~6人のチームで対応しており、夏場のコンテナ内温度の高温化や、夜間の人手不足などが課題となっている。今回、同作業を自動化することで、労働環境の抜本的な改善と省人化による生産性の向上を図る。

 

 今回導入したデバンニングロボットは、AIカメラによる自動判別機能と、ロボットや機械の安全かつ効率的な動作を事前に計画するモーションプランニング技術を活用。ロボット単独でのデバンニング作業を想定し、荷降ろし作業を積み付け作業員3~4人とともに実施可能か検証する。必要人員を削減するほか、労災リスクの低減などの効果も期待され、さらに夜間の稼働が可能になることで在庫補充の効率化やバース回転率の向上も見込む。

 

 なお、実証は約1ヵ月行われ、今後は実証を通じて得た知見を活かし、さらなる自動化・効率化や業界全体の課題解決にも取り組んでいく。

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