カーゴニュース 2026年6月25日 第5446号
日本運搬車両機器協会(吉田晴一会長)は22日、定時総会を開き、2025年度の事業報告と収支決算を承認し、26年度の事業計画・収支予算を決めた。
26年度の事業計画は、市場規模調査について、リフト部会は統計品目を決定し集計作業を開始、キャスター部会は統計品目の検討作業を行う。JIS制定については、リフト部会とキャスター部会で見直し作業を進める。また、協会設立80周年の記念事業として11月にタイで開催される展示会「METALEX2026」の視察を行う。
総会後に開かれた懇親会では、吉田会長(写真)が挨拶。フードデリバリーが〝お店と同じ値段〟と宣伝していることに対し、配達員に影響がないのか、と疑問を呈し、「物流問題は基本的に、上流の企業が下流企業に無理なお願いをしているということで、それを聞かない運送業者は交代させられてしまう。これは、個人配達員が置かれているのと同じ構図ではないだろうか。協会として物流展などを通じ、上流企業の物流担当役員に自社の物流改革に取り組んでもらえるようにしたい」と訴えた。
続いて来賓代表として経済産業省製造産業局自動車課の堀江大地課長補佐が挨拶した。
乾杯の発声は花岡徹理事が務め、「協会が40年ほど前に発行した書籍に、ピラミッドや日本の城郭建築における石の運搬の歴史など、物を運ぶ知恵と哲学について書かれていた」と話し、「ビルも橋も様々なものも、物を運ぶことによってつくられて文明はできたが、それは物流に携わる人々の努力があってこそだ。今後AI技術が発展しても、『物を運ぶ』行為が非常に貴重であり続ける」と挨拶した。
中締めの挨拶は大野雅隆副会長が務めた。
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