改修計画のイメージ

カーゴニュース 2026年6月25日 第5446号

JR貨物
広島車両所の大規模改修実施

操業開始から80年、老朽化に対応

2026/06/24 16:00
全文公開記事 効率化・改善 安全・BCP

 JR貨物(本社・東京都港区、犬飼新社長)は、広島車両所(広島市東区)の大規模改修工事を実施する。建物・設備などの老朽化に伴うもので、建物の建て替えを含む全面的な改修工事により、労働環境の抜本的改善や作業効率の向上を通じ、安全・安定輸送を支えるメンテナンス体制を強化する。工事期間は2026年から35年の予定。


 広島車両所は1943年3月に操業を開始。JR貨物が所有する機関車・貨車の全般検査(車両全体を分解する大規模な定期検査)を担う重要な車両メンテナンス拠点となっている。操業から80年以上が経過し、施設や設備の老朽化が進んできたことと、操業開始当時のレイアウトであることから、現状のメンテナンス工程に合わせた効率化が課題だった。こうした課題に対応し、今後も安全・安定輸送の維持や継続を図るため、施設・設備の更新と再配置を含めた全面改修工事を実施することとした。


 同所は敷地面積約8万㎡、建物面積約3万4000㎡。所内には約50棟の建物を構えている。機関車・貨車の定期検査を行っており、EF210形式電気機関車(ECO-POWER桃太郎)、EF510形式電気機関車(ECO-POWER RED THUNDER)、DD200形式ディーゼル機関車、コキ100系コンテナ貨車を対象としている。01年には品質マネジメントシステムに関する国際規格ISO9001を取得した。


 改修工事は、車両メンテナンス機能を継続しながら、解体、新築、移設を段階的に実施していく。主な改修では設備や機器の更新を行うとともに、作業環境を整備し、安全性・快適性の向上を図る。また、施設レイアウトを改善し、作業動線を集約することで効率性も高める。

改修後の完成イメージ
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