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カーゴニュース 2026年9月1日 第5463号

日建リース工業
自動化システム事業に本格参入

次世代倉庫効率化S「NWE」を展開

2026/08/31 16:00
全文公開記事 マテハン AI・DX・新技術

 物流機器のレンタルなどを展開する日建リース工業(本社・東京都千代田区、関山正勝会長)は今年から、複数の自動化機器を連携し物流の省人化を図る、物流自動化システム事業に本格参入する。

 

 同社は2024年、次世代倉庫効率化ソリューション「NWE(エヌウィー)」の構想を掲げ、従来のパレットやカゴ台車など「非動力系」の物流機器に加え、動力機器やシステム系も含めた「物流システム機器」の取り扱いを開始した。「NWE」は「次世代倉庫効率」を意味する「Next-Gen Warehouse Efficiency(ネクスト―ジェン ウェアハウス エフィシエンシー)」の頭文字からとった名称で、既存の施設にも比較的容易に導入でき、限られた空間を有効利用した自由度の高いシステム設計を実現するソリューションだ。

 

 「NWE」を構成する機器のうち、荷物の入庫から保管、出庫を自動化する「シャトルラックシステム」の取り扱いが同年にスタートした。「シャトルラックシステム」は、「4方向パレットシャトル」および「4方向ケースシャトル」でラック内の荷物を最短距離で搬送するほか、既存のAGFやAGV、AMRと連携し集中制御する「イクイップメントインテグレーションシステム」を備えている。

シャトルラックシステム(イメージ)

 また、25年には高効率立体自動ソーター「フラッシュ・ソーター」の取り扱いを開始。仕分け搬送台車が上下左右にスライドするスタッカー式の「Tシリーズ」と、階層内で仕分け搬送台車が往復するマルチレイヤーレシプロ式の「Eシリーズ」の2タイプをそろえており、保管と仕分けを自動化する体制が整った。

フラッシュ・ソーターEシリーズ(イメージ)

 そして今回、シューター数やコンベア長が変えられる仕分け機「クロスベルトソーター」の取り扱いを開始した。これにより24年に計画した「NWE」の構成機器すべてがラインナップにそろい、荷物の入庫から保管(シャトルラックシステム)、一次仕分け(クロスベルトソーター)、二次仕分け(フラッシュ・ソーター)、搬送(AGFなど)――に至る、一連の自動化ソリューションの提供が可能となった。

クロスベルトソーター(イメージ)

 同社物流事業本部企画部の菅野毅部長は「施設のキャパシティや取り扱う商品の形態、アイテム数など、物流現場の要望を取り入れたソリューション提案ができる体制が整った。AGFなどの自動搬送機器は当社で用意することも可能。自動化機器のインテグレーターとして、労働力不足の物流現場に貢献する存在となっていきたい」と力を込める。物流事業本部の小林巧副本部長は、「当社はこれまで、『非動力系』レンタル品の取り扱いが主体だったが、このソリューションに関しては当面、『販売』による展開を図っていく予定で、投資力のある大手企業や、自動化の認知が進んでいる生産物流の現場への展開を考えている」としたうえで、「しっかりと実績を重ねていき、ゆくゆくはあらゆる企業が容易に自動化システムを展開できるよう、『サブスクリプション』などを含めた提供方法を検討していく」との見通しを語る。

 

 なお、「NWE」は、8日に開幕する国際物流総合展2026(東京ビッグサイト)の同社ブースで披露される予定だ。

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