カーゴニュース 2026年9月8日 第5465号
キリングループロジスティクス(KGL、本社・東京都中野区、小林信弥社長)は1日、キリングループのシンボルである「聖獣麒麟」とKIRINロゴをデザインした「聖獣麒麟トラック」の出発式を、東日本支社湘南支店(神奈川県海老名市)で開催した。KGLグループの現業子会社であるケーエルサービス(KLS)に所属する300人超のドライバーの中から、安全運転の実践や物流品質向上への取り組みなどを総合的に評価し、安全・品質の両面でとくに模範となる5人を選出。当日は、「聖獣麒麟トラックドライバー」の表彰を行ったほか、トラックのお披露目、出発セレモニーを行った。まずは5台を導入し、2日から運行を開始。各拠点で扱っているキリングループの製品を運ぶ。
物流を支えるすべてのドライバーへの敬意を形に
「聖獣麒麟トラック」の導入目的は、高い安全・品質を体現している乗務職社員の、日々の業務に対する誇りの実感につなげるとともに、すぐれた行動や実績を組織内で共有し、他の乗務職社員にとって目指す姿を明確にすることで、KLS社全体の安全・品質の底上げを図る狙いがある。また、日々の安全・品質への取り組みを適切に評価・賞賛することで、人財の定着とエンゲージメント向上を図る。
小林社長は「聖獣麒麟トラック」の導入を検討した背景として、「物流の危機という状況で、トラックドライバーの方に誇りを持って働いていただき、世の中に対してもドライバーがいかに貴重な人材であるかということを発信したいという思いがあった」と説明。「ただ荷物を運ぶだけでなく、お客様に喜びを届け、笑顔をつなぐ仕事だということを感じていただき、このトラックでキリンの製品を運んでみたい――というドライバーが増えてほしい」と期待を寄せた。
ドライバー不足や高齢化の課題にも言及し、「DXや最新技術の導入が進んでも、物流を支えるのは『人』。ドライバーの重要性を再認識し、その仕事を見える形で称えたい。運んで当たり前、無事故・無違反が当たり前と言われるが、ドライバーが『当たり前』のために、いかに綿密に準備し、努力しているかを理解しなければならない。5人のドライバーの日々の努力をKLS全体の学びとして、実力に変えてきたい」と力強く語った。
出発式の目的について、単なるトラックの紹介だけでなく、「KGLグループの、人を中心に据えた物流経営の宣言」と位置づけ、ドライバーの誇りをKLSの共通基準として標準化し、物流サービスの安定を図り、顧客・社会の安心につなげていく――とのステップを紹介。物流を支えるすべてのドライバーへの敬意を形にし、ドライバーが誇りを持って働く職業となることを目指す姿に掲げた。
安全、品質、信頼を未来へ運び続けていく
続いて、「聖獣麒麟トラック」を運行する5人のドライバーに所属支社長から表彰状を授与。KLS東日本の鈴木仁氏は「プロドライバーの意識を忘れず安全に配慮していく」、園田直樹氏は「『聖獣麒麟』が“降臨”してきたのだと思う。安全に走行していきたい」と表明。KLS西日本の北条晃氏はキリンの自動販売機で飲料を買った際の子供とのエピソードを明かし、「商品だけでなく喜びをたくさん運ぶことのできるドライバーを目指す」と語った。
KLS西日本の藪内和真氏は「安全、信頼、品質をこれからもお届けできるように頑張っていく」、KLS九州の田中満広氏は「『聖獣麒麟トラック』という看板車を任せていただくことに対し、あらためて責任と誇りを実感している」と述べた。KLS西日本(本社・京都府向日市)の小泉仁人社長は「ドライバーの皆さんのやりがい、働きがいをもっと増やし、仕事の魅力を感じてもらいたい」とエールを贈った。
出発式のセレモニーでは、5人のドライバーと小林社長、KLS東日本(本社・東京都江東区)の佐竹高志社長、KLS西日本の小泉社長、KLS九州(本社・福岡県朝倉市)の間継之助社長がテープカットと記念撮影を行った。締めくくりにKLS九州の間社長が挨拶し「主役はトラックではなく、信頼を支え続けているドライバーの皆さんをはじめ現場の社員たちだ。KLS3社は安全、品質、信頼を未来へ運び続けていく」と語った。
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