カーゴニュース 2026年7月9日 第5450号
日本郵便(本社・東京都千代田区、小池信也社長)は3日、ゆうパックの基本運賃を10月1日に引き上げると発表した。平均改定率は約10%。人件費や燃料費の高騰に対応し、安定的かつ高品質な物流サービスを維持するのが狙い。ゆうパックの運賃値上げは2023年10月以来、3年ぶりとなる。併せて、ゆうパケットの基本運賃改定やゆうパックの包装用品の値上げも実施する。
ゆうパックの運賃改定率は平均10%だが、荷物サイズや輸送距離によって最低2%から最高40%までの幅がある。サイズが大きく、輸送距離が長くなるほど値上げ率は高くなる。関東から近畿まで運賃では、60サイズは現行の990円が1090円(改定率10・1%)に、170サイズは3750円から4500円(改定率20・0%)にそれぞれ値上げされる。
ゆうパケットの基本運賃も見直す。これまで厚さ2㎝以内は310円、1㎝以内は250円だった区分を廃止し、3㎝以内の運賃である360円に一本化。実質的に値上げするとともに、郵便局での窓口業務を効率化する。また、クリックポストは運賃を185円から240円に引き上げるとともに、上限重量を1㎏から2㎏に拡大。差し出し方法は郵便ポストへの投函のみに変更する。
重量ゆうパックやゴルフゆうパック、スキーゆうパック、空港ゆうパックの料金も改定するほか、ゴルフ、スキー、空港のゆうパックについては荷物1個あたりの重量を30㎏以下に明確化する。ゆうパック包装用の箱や袋などの価格も平均約10%引き上げる。
日本郵便は今年5月に収支改善計画を公表しており、28年度までの3年間で荷物分野において715億円の収支改善を計画。今回の基本運賃の値上げはそのための取り組みの一環となる。
なお、基本運賃改定を機に、法人契約運賃についても順次、個別交渉による改定を進めていく。
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