カーゴニュース 2026年9月1日 第5463号
セブン―イレブン・ジャパン(本社・東京都千代田区、阿久津知洋社長)は8月26日、フリマアプリの利用拡大に伴う荷物発送ニーズに対応するため、利用客自身が荷物の発送手続きを行う「セルフ発送機」(写真)をヤマト運輸(本社・東京都中央区、阿波誠一社長)と共同で全国の店舗に順次設置していくと発表した。
近年、フリマ市場の拡大により、個人間での荷物発送ニーズが増加。セブン―イレブン店舗でも、宅配便受付のうち約8割がフリマ関連発送となっている。一方、レジでのフリマ関連の発送受付は1件につき数分程度の対応時間を要し、店舗側の業務負荷や混雑時における利用客の待ち時間などが課題となっていた。
今回導入した「セルフ発送機」は、フリマアプリやオンライン決済を利用して発送する荷物の発送受付作業を利用客自身で完結できる仕組み。専用機器に発送用バーコードをかざすと、荷物貼付用のラベルを発行。ラベルを貼り付けた荷物を専用ボックスに投函するだけで発送が完了する。貼付・投函までをレジを介さずに行えるほか、荷物一件当たりおよそ10秒で発送受け付けができるため、店頭での手続き時間や待ち時間の抑制に寄与する。
対象となるサービスはメルカリや楽天ラクマなどのフリマサイトのうち、ヤマト運輸が発送を提供するもの。荷物サイズは、縦20㎝×横33㎝までで、クール宅急便や手書き伝票の荷物には対応しない。「セルフ発送機」の導入後もレジでの発送受付は可能となっており、混雑状況などに応じて柔軟に使い分けることができる。
セブン―イレブン・ジャパンは、5月に1台目の「セルフ発送機」を都内の店舗に設置。その後、徐々に設置台数を増やしながら実証を重ねてきた。現在は東京・埼玉・千葉の一部店舗に計169台を設置しており、来春をメドに3000台規模の設置を計画している。
26日には東京都多摩市の店舗でメディア向けに操作デモンストレーションを公開。セブン―イレブン・ジャパンマーケティング本部デジタルサービス部の竹ヶ原浩平氏は「先行導入した店舗では、発送手続きがスムーズになったことから、荷物の受付件数が増加したケースもある」と明かし、「都内を中心に設置台数を拡大し、利便性の高いサービスを提供していく」とした。
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