空気圧縮機やサービス部品を輸送

カーゴニュース 2026年9月3日 第5464号

三井倉庫ロジ/T2
日立産機の製品を自動運転トラックで輸送

トランスゲートに近い施設を出発地に設定

2026/09/02 16:00
全文公開記事 荷主・物流子会社 トラック輸送 トラック車両・関連機器 AI・DX・新技術

 三井倉庫ロジスティクス(本社・東京都中央区、石川輝雄社長)およびT2(本社・東京都千代田区、熊部雅友代表取締役CEO)は、日立産機システム(本社・東京都千代田区、ジョン・ランドール社長兼CEO)の空気圧縮機やサービス部品を自動運転トラックで輸送する実証を2026年6~8月の期間に関東~関西の高速道路一部区間で実施した。今後、この実証で得られた結果を踏まえ、自動運転トラックを活用した定期輸送に向けて継続的な検討を進めていく。

 

 三井倉庫ロジスティクスとT2は、23年に資本業務提携して以降、T2が27年度以降に開始を目指すレベル4自動運転トラックの幹線輸送を見据えたオペレーションの構築について、両社で検討を進めてきた。25年には、T2が開発したレベル2自動運転トラックを用いて三井倉庫ロジスティクスの顧客の荷物を運ぶ実証を経て、同年7月から、T2が定期的な輸送を提供する商用運行に三井倉庫ロジスティクスが参画している。

 

 今回、日立グループで産業向けプロダクトやサービスを提供する日立産機と、自動運転トラックの活用による物流効率化や持続可能な物流ネットワークの実現可能性を検証するため、同社の空気圧縮機やサービス部品を輸送する実証を実施。同実証は自動運転トラックによる産業機械輸送の先行事例として、3社共同で取り組んだもの。

 

 輸送は6月22日、7月21日、8月17日の計3回行った。日立産機の相模事業所(神奈川県綾瀬市)からグローバル部品センター尼崎(兵庫県尼崎市)、関西物流センター(大阪市)までの約456㎞(レベル2自動運転区間は東名高速道路・綾瀬スマートIC~名神高速道路・尼崎ICの約450㎞)を対象とし、T2が神奈川県綾瀬市の東名高速道路・綾瀬スマートIC付近に設けた無人運転(高速道路)と有人運転(ICと顧客の各物流拠点までを結ぶ一般道)を切り替えるための切替拠点「トランスゲート綾瀬」の将来的な活用を視野にトランスゲート綾瀬から約1・7㎞の位置にある日立産機の相模事業所を出発地に設定した。

 

 トランスゲートに近い施設を出発地に設定することで、有人運転区間が短くなり、ドライバーや車両の割り当てが効率化し、往復運行などの組み合わせもスムーズになる。実証では自動運転を組み込んだ運行オペレーションの有効性、走行ルートおよびリードタイムの妥当性に加え、高効率な輸送オペレーションの可能性も検証した。

 

 今後、この実証で確認した輸送工程やオペレーション上の知見を踏まえて、日立産機の製品の定期的な輸送を含めた将来的な自動運転トラックの活用の可能性を検討していく。                 

 

日立産機の製品イメージ
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