カーゴニュース 2026年9月8日 第5465号
エスビー食品(本社・東京都中央区、大久陽子社長CEO)、オタフクソース(本社・広島市西区、佐々木孝富社長)、エバラ物流(本社・横浜市西区、由田靖尚社長)、T2(本社・東京都千代田区、熊部雅友代表取締役CEO)の4社は3日、自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせて輸送する「モーダルコンビネーション」の実証を関東~中国エリア間で行うと発表した。物流業界で初めて、モーダルコンビネーションにより複数社の製品を往路・復路で分けて共同輸送することにより、トラックドライバー不足に対応できる効率的な輸送モデルが実現可能かも検証する。
トラックドライバー不足が深刻化するなか、トラック・鉄道・船舶・航空機など複数の輸送手段を組み合わせる「モーダルコンビネーション」は、持続可能な物流を実現する手法のひとつとして期待されている。これを受けて、2027年度以降にレベル4自動運転トラックによる幹線輸送の開始を目指すT2とJR貨物は、T2が開発したレベル2自動運転トラックと、貨物鉄道を組み合わせたモーダルコンビネーションを25年から開始した。
今回、エスビー食品、オタフクソース、両社の輸送を請け負っているエバラ物流が取り組みに新たに参画し、今月8日から4日間、関東~中国エリア間の約850㎞の区間を往復し、モーダルコンビネーションの実証を行う。T2がJR貨物と共同開発した31ft共用コンテナを用いて、往路はエスビー食品が関東エリアで製造している「赤缶カレー粉」「本生本わさび」などの商品を、復路はオタフクソースの「お好みソース500g」をそれぞれ輸送し、輸送品質やオペレーションを検証する。
往路は、エスビー食品の物流センター(埼玉県)からエバラ物流関西第2物流センター(大阪府)までをT2の自動運転トラックで運び、その後、空の共用コンテナを吹田貨物ターミナル駅(大阪府)から広島貨物ターミナル駅(広島県)までJR貨物の貨物列車、オタフクソースの本社工場(広島県)まで通常のトラックで輸送する。
復路は、オタフクソースの本社工場で共用コンテナに荷物を積んだうえで、広島タ駅まで通常のトラックで運び、広島タ駅から吹田タ駅までを貨物列車、吹田タ駅からエバラ物流川崎物流センター(神奈川県)までの輸送をT2の自動運転トラックが担う。なお、レベル2自動運転区間は、往路・復路ともに東名高速道路・綾瀬スマートIC(神奈川県)~名神高速道路・久御山JCT(京都府)間の約410㎞。
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