カーゴニュース 2026年9月8日 第5465号
ラピュタロボティクス(本社・東京都江東区、モーハナラージャー・ガジャンCEO)は8月31日、物流業務フロー全体の最適化を支援するサービス「End―to―endソリューション」を発表した。
このソリューションは、ラピュタロボティクスが蓄積してきた知見をもとに、ユーザーの投資や現場条件に応じて設備構成を設計するサービスで、物流業務フロー全体を見据えている点が特徴だ。設備の選定は自社製品に限定せず、他社のマテリアルハンドリング設備を組み合わせることが可能。導入後も変化する運用上の制約条件に応じて、工程間の連携や処理タイミング、処理量を調整し、全体最適化につなげられる。
同社は「事業転換ではなく、積み上げ」と位置付けており、自社でのロボット開発を継続しながら、物流業務フロー全体まで責任範囲を広げる。公開されたデモ環境では「End―to―endソリューション」によって、他社製品を含む6種類のマテリアルハンドリング設備を組み合わせた複数の物流フローを再現した。
ガジャンCEOは「倉庫業務にはBtoB、BtoC、返品対応など多様なフローが存在しているうえ、様々な変動要素もあるなかで、複数の機械やフローを滞りなく連携させることは非常に困難だ。だからこそ、このソリューションが必要だ」と開発の意義を強調した。
また、「WCSは定義にもよるが、上位システムから降ってきた指示を各設備へ振り分ける役割がメイン。しかし、このサービスは、ロボットや設備の現在の状態を把握し、実行レベルの最適化を行う」と説明した。
今後、共同設計パートナーとして3社の物流事業者への提案を進め、対象工程や連携可能な設備を順次拡大する方針。まずは限られたユーザーへの導入を進めた後、一般提供を目指す。
併せて、開発中のピースピッキングロボットも公開した。2026年中に一部ユーザーでの導入を開始し、来年後半の一般提供を目指す。
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