カーゴニュース 2024年5月28日 第5245号

東京都
SAF利用荷主を支援、最大1000万円

フォワーダー通じて追加経費を補助

2024/05/28 09:00
荷主・物流子会社 行政

 東京都は16日、持続可能な航空燃料(SAF)を使用した航空貨物輸送により脱炭素化に取り組む都内企業を対象に、フォワーダー(貨物代理店)を通じて支援する「企業のScope3対応に向けた航空貨物輸送でのSAF活用促進事業」を開始すると発表した。荷主企業がフォワーダーを介して行う航空貨物輸送において、SAF利用時に要する経費(追加料金)を補助する。補助率は大企業が助成対象経費の3分の2(上限額1000万円)、中小企業が全額(上限額300万円)で、助成
件数は大企業30社、中小企業100社を予定する。

 

 支援対象はSAFを使用して航空貨物輸送を行う荷主企業で、航空フォワーダーを経由する形で支援する。荷主、フォワーダーとも都内に本店または支店登記があり、実質的に都内で事業を行っている企業であることが条件。助成要件は、荷主に対し助成対象期間内にCO2削減証書を発行するこ、羽田空港・成田空港発着の貨物であること。

 

 支援対象期間は交付決定日から2025年3月末まで。公募期間は7月1日までで、7月上旬にも一次審査、同月下旬にも二次審査を行い、8月1日に交付を決定する。  

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