カーゴニュース 2024年8月6日 5266号
霞ヶ関キャピタル(本社・東京都千代田区、河本幸士郎代表取締役)は7月30日、名古屋市港区に新たな冷凍自動倉庫「LOGIFLAGTECH名古屋1(仮)」(完成イメージ)を開発すると発表した。開発主体の特定目的会社(SPC)に対するノンリコースローンによる資金調達が行われる案件となるほか、ダイビル、東急不動産などが出資する。今年の秋冬着工、26年春の竣工を予定する。
同施設は、延床面積約2万1620㎡の吹き抜け構造。冷却設備には自然冷媒を採用し、環境負荷低減に寄与する。伊勢湾自動車道「名港中央IC」から約3・3㎞、名四国道「築地口IC」から約4・7㎞に位置し、名古屋エリアへの配送拠点として利便性が高いほか、冷凍冷蔵倉庫が集積している物流適地となる。また、中継輸送に適した立地にあることから、将来的には、首都圏と関西圏の輸配送の中継拠点として既存物件とのシナジー効果が期待されている。このほか、名古屋高速臨海鉄道「野跡駅」に近く、雇用確保にも強みを持つ。今回の開発プロジェクトでは、霞ヶ関キャピタルとSFG不動産投資顧問の協働により、東海地方を営業基盤とする地方銀行を中心とした銀行7行が、開発主体のSPCであるエルオージェイ2に対し、不動産ノンリコースローンを提供。加えて、SPCには商船三井グループのダイビル、東急不動産、静岡銀行など複数の企業が出資している。このほか、霞ヶ関キャピタルはエルオージェイ2とアセットマネジメント契約およびプロジェクトマネジメント契約を締結。物流施設開発(開発・運用・売却など)に係るマネジメント業務を同社から受託す
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