Gaussy（ガウシー、本社・東京都港区、櫻井進悟社長）は26日、同社が提供する倉庫ロボットサービスRobowareがアダストリア（本部・東京都渋谷区、木村治社長）の主要物流拠点「アダストリア常総ＤＣ」（茨城県常総市）において、ＡＭＲ（自律走行搬送ロボット）による搬送作業の自動化を目的とした実証実験を９月から行うと発表した。

　アダストリアとグループ物流子会社であるアダストリア・ロジスティクスでは、事業拡大に備えて物流ネットワークの最適化を進めており、２０２２年にはＥＣ物流センターを全面リニューアル、23年には同社グループ最大級となるｔｏＢ物流拠点「アダストリア常総ＤＣ」を開設するなど、効率的かつスタッフにとって働きやすい物流オペレーションを実現するために、自動化機器の導入を含めた先進的な取り組みを行っている。

　今回導入されたＡＭＲは中国のForwardX社製「Flex600-L」（写真）。耐荷重６００㎏で、フォークリフトに代わり重量物の搬送作業を担うことが可能。

　実証実験は、フォークリフトの代替として、入庫～保管までの工程間搬送、ピック～仕分けエリアまでの工程間搬送で行われ、ＡＭＲ導入が業務効率の改善だけではなく、作業負荷の軽減や人手不足解消、安全な労働環境づくりにも寄与するかどうかを検討していく。