カーゴニュース 2024年10月3日 第5280号

宅配ドライバー、3人に1人が働き手増加を切望
4月の法施行で人手が不足するように

2024/10/03 07:00
人材・働き方・賃金 宅配・ラストワンマイル 物流データ・統計・調査

 ホンダモビリティソリューションズ(本社・東京都港区、鈴木聡社長)は、全国のドライバー709人を対象とした独自の意識調査を行った。トラックのドライバー、バス・タクシーのドライバー、宅配便のドライバーが対象。

 

 働き方改革関連法改正が施行された2024年4月以降に、月給に変化があったかどうかを聞いたところ、トラックのドライバーでは66・6%、宅配ドライバーでは64・8%が「あまり変化がない」と回答した。

 

 24年4月前後でドライバーの仕事をする中で変化を感じることがあるかについては、全種別のドライバーで「人手が不足するようになった」(36・4%)が最も多い回答だった。

 

 ドライバー3種別に見ると、宅配便のドライバーでは「仕事に余裕がなくなった」と回答する割合が、他の種別のドライバーの回答と比較して多い。EC市場の拡大等により、宅配ニーズが高まる中で、人手不足への対策や効率化が急務の領域だと推察される。

 

 ドライバーの仕事をするにあたり改善を期待することは「労働時間に見合った給料にしてほしい」が最多。宅配ドライバーは、「人を増やしてほしい」の割合が他の種別のドライバーよりも多く、3人に1人が働き手の増加を切望していた。

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