カーゴニュース 2024年11月12日 第5291号

山九
パートナー企業1000社に取引価格協議呼びかけ

サプライチェーン全体での取引環境改善に貢献

2024/11/11 16:00
その他

 山九(本社・東京都中央区、中村公大社長)は、パートナー企業との取引価格協議の進捗状況について公表した。

 

 同社は従前からパートナー企業(協力会社)との共存共栄を進める観点から、「パートナーシップ構築宣言」の採択、ソーシャルローンでの調達資金を原資としたパートナー企業への支払いの早期化などに取り組んできた。

 

 こうした取り組みに加え、2023年11月に公正取引委員会から公表された「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」に沿い、パートナー企業との取引価格に、労務費等のコスト上昇を適切に転嫁させることを全社通達し、取り組みを行っている。

 

 具体的には、山九およびグループ会社のパートナー企業の中で、経常的に取引があり、一定期間、取引価格の協議が実施されていない企業に対して、山九側から呼び掛けを行い、協議を実施。今年度上半期は、約1000社に呼び掛けを行い、このうち718社と協議を実施し、629社と取引価格を改定するに至った。

 

 山九では、今後もこうした取り組みを継続することにより、パートナー企業との信頼関係の強化と、サプライチェーン全体での取引環境改善への貢献に取り組んでいく。

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