北大阪流通センター

カーゴニュース 2025年2月4日 第5313号

南海電鉄/泉北高速
国交省がトラックターミナル事業の合併認可

4月以降、南海電鉄が流通センター事業を運営

2025/02/04 07:00
倉庫・物流施設

 南海電気鉄道(本社・大阪市中央区、岡嶋信行社長)と泉北高速鉄道(本社・大阪市和泉市、金森哲朗社長)は1月28日、両社で締結した吸収合併契約に基づき、泉北高速鉄道におけるトラックターミナル事業について、自動車ターミナル法に定める認可を申請し、1月20日付で国土交通大臣から合併認可を受けたと発表した。これにより、4月1日からは、北大阪トラックターミナル(大阪府茨木市)と東大阪トラックターミナル(大阪府東大阪市)の運営を南海電鉄が行っていく。

 

 泉北高速鉄道は、南海電鉄の100%子会社として北大阪流通センター(敷地面積約32万6000㎡)と東大阪流通センター(同約21万3000㎡)で流通センター事業を展開。流通センターの敷地内にトラックターミナル、流通倉庫、配送センターなどの施設を一体的に運営することで、都市交通の円滑化やスムーズな物流ネットワークを実現している。

 

 今回、鉄道事業と不動産賃貸事業という同種の事業を営んでいる両社の経営を統合することで、サステナブルな公共交通の経営や流通センターのさらなる競争力向上に向けた取り組みを加速していく。なお、今回の合併に伴う流通センターの事業計画についての変更はなく、現在、北大阪流通センターで進めている高度化計画に引き続き取り組んでいく。具体的には、トラックターミナルと配送センターの複合施設である「北大阪トラックターミナルⅡ期棟(仮)」(地上6階建て・延床面積約18万㎡)の建設工事に昨年6月から着手しており、26年3月の竣工を目指している。また、東大阪流通センターについても、敷地内の有効活用に向けた高度化の計画策定を進めていく。

東大阪流通センター
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