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　上組（本社・神戸市中央区、深井義博社長）は10日、鹿島港（茨城県鹿嶋市）に「北海浜倉庫（仮称）」（完成イメージ）を建設すると発表した。延床面積約８５７０㎡の鉄骨造・平屋の倉庫で、ジェットパック車積込用タンク（25ｔ）２基を備える。２０２６年３月に竣工を予定する。

　鹿島港は鹿島臨海工業地帯の中心部に位置し、「国際バルク戦略港湾」に選定されており、製品原料などの取り扱いに特化している。建設予定地は同港の外港公共ふ頭から約１・５㎞の位置にあるため、船舶からの荷降ろし後の倉庫への搬入に最適な立地となる。

　新倉庫は大口需要家と倉庫使用の長期契約締結について大筋合意しており、開業時より入出庫および付帯輸送も含め高い稼働率で運用できる見通し。

　上組グループは、中期経営計画における重点戦略として「基幹事業の強化」を掲げており、競争力強化や中長期的な事業成長を見据えた成長投資を積極的に行い、同計画の目標達成に向けて取り組んでいく。