カーゴニュース 2025年10月7日 第5376号
SGホールディングス(本社・京都市南区、栗和田栄一会長)は1日付で、リスク管理やガバナンス体制を強化・高度化を目的とした組織改編を実施した。HD組織を業務執行部門、間接管理部門、内部監査部門の3つの体制に再構築し、牽制機能の役割を明確化することでグループ全体のガバナンス体制の高度化を図った。
昨年7月に名糖運輸およびヒューテックノオリンが、さらに今年5月には台湾の大手フォワーダーであるモリソン社がグループ入りしたことを踏まえ、ガバナンスやリスク管理体制をより強化。業務執行部門は、SGHDおよびグループ各社の事業執行担当が該当し、ビジネス推進に伴うリスクの直接的な管理者として責任を負う。間接管理部門は、リスクマネジメント・法務などの専門部署が該当し、業務執行部門が実施するリスクマネジメントプロセスの適切性評価や運用モニタリング、支援・助言・監督を行う。内部監査部門は、業務執行部門や間接管理部門の業務を評価し、適切性を保証しながら必要な助言を行うとともに、高度な独立性を有し、職務の客観性を保持する。
これに伴う組織変更では、間接管理部門として「リスク統括室」を新設し、総務部にあったリスク管理機能を移管した。また、内部監査部門として「ガバナンス統制部」を新設。さらに総務部にあった秘書機能を新設の「秘書室」に移管した。
なお、これにより、同社の組織は従来の「10部・1室」から「11部・3室」となった。
(これに伴う人事異動は人事異動/SGHグループに掲載)
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