カーゴニュース 2025年10月9日 第5377号
セイノーホールディングス、佐川急便、三菱倉庫などで構成されるスタートアップ育成クラスター「Tokyo Logistics Co-Creation Cluster」は2日、東京都の2025年度「グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業(TIB CATAPULT)」の参画クラスターとして採択されたと発表した。
東京都の「TIB CATAPULT」は、世界で活躍するスタートアップの育成を推進する事業で、採択クラスターごとに、3年間で20件以上の協働事例の創出を目指している。
今回採択された「Tokyo Logistics Co-Creation Cluster」は、物流事業者がチームを組み、ロジスティクス業界の面的なイノベーションを通じて物流のデファクトスタンダード創出を目的に組織された。物流大手3社のほか、投資機関としてSpiral Innovation Partnersが参画。事務局はオープンイノベーションプラットフォーム運営などを手掛けるeiicon(エイコン)が務める。
物流大手各社が持つ多様なアセットを活用し、スタートアップとの協業事業の創出や社会実装に向けた事業推進、ブランディングや投資検討機会の提供などで構成各社が連携を図る。活用アセットは顧客接点、物流拠点や車両、国内外物流網、自治体連携や国際物流、グローバルネットワークなどを想定している。
スタートアップに対し、自動配送やビッグデータ・AIによる配送最適化、ドライバーの配車効率化などに向けた社会実装事業やアセット活用、投資検討機会の提供などを後押ししていく。
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