カーゴニュース 2026年3月24日 第5421号
セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)と福山通運(本社・広島県福山市、熊野弘幸社長)は19日、折半出資による合弁会社「TGL山陰」を4月1日付で設立すると発表した。輸送効率の低下が懸念される山陰エリアにおける共同化を加速させることで、同エリアでの輸送機能の維持と地域物流のさらなる効率化を図る。両社は2013年から業務提携を開始しているが、特積み大手2社の今回の合弁会社設立は業界再編に弾みをつけることになりそうだ。
新会社の社名であるTGL山陰は、Team Green Logisticsの略。セイノーHDの連結子会社である日ノ丸西濃運輸(本社・鳥取県鳥取市、藤本誠社長)と福山通運の連結子会社である山陰福山通運(本社・島根県松江市、堀耕司社長)の株式を移転することで、両社は新会社の100%子会社となる。両社は今月26日にそれぞれ臨時株主総会を開催し、株式移転の承認を受ける。
新会社の本社は日ノ丸西濃運輸の本社に置き、代表取締役社長には日ノ丸西濃運輸の藤本社長、代表取締役副社長には山陰福山運輸の堀社長がそれぞれ就任する。日の丸西濃運輸は山陰エリアに9拠点、従業員数482人、車両台数381台を保有。山陰福山通運は12拠点、従業員数604人、車両台数443台を保有する。
今回、合弁会社を設立する山陰エリアは人口減少が進み、ドライバー確保が難しくなっているほか、配達効率の悪化による輸送機能の維持が課題となっていた。セイノーHDと福山通運は13年3月に業務提携を開始、輸送ネットワークの相互補完などに取り組んできたが、今回の取り組みは、両社が共同で合弁会社を設立し、その傘下で両子会社が事業を推進する新たな枠組みとなる。
今後は、合弁会社が戦略的な意思決定や運営を統括し、傘下2社が営業連携や業務効率化を進めることで、物流品質の安定化につなげていく。
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